どうも、HAKUMAです。
老後の資金を準備したり、将来の子供の教育費や何かあったときのための貯蓄など、普段から節約や貯金を意識して資産を増やしたいと感じている人は多いと思います。
ただ、日本では貯金が全くできていないという家庭も多く存在しています。
今回の記事では、貯金がゼロの家庭がどれぐらい多いのか?
そして、貯金がゼロといわないまでも、お金を貯めていくためにはどうすれば良いのかというポイントをお伝えしていきたいと思います。
目次
貯蓄が全く出来ていない貯金ゼロの家庭・世帯は全体の3割
家庭を築けば貯蓄への意識が否が応でも出てきます。
しかし、今の日本はとても景気の良い状態ではありませんので、普通に生活しているだけでも貯金が難しい場合もあるはずです。
では、実際にどれぐらいの割合で貯金がない世帯はいるのか?
2016年に金融広報中央委員が行った調査では、金融資産を保有していないという世帯(貯金・金融商品等)は全体で30,9%で約3割になります。
つまり、約3割の家庭が貯金ゼロの状態でギリギリ生活しているような状態ですので、子供の学校で一組30人だとすれば、1クラスに9人は貯金がないという家庭だと考えることもできます。
しかし、ここで平均貯金額を調べていくと、貯金ゼロの家庭が3割にも関わらず1078万円という金額です。これは、一部の富裕層が大きく貯蓄しているため、平均額を底上げして格差が生まれていると読み取ることができます。
ちなみに貯金がない世帯の割合は年代によって異なりますが、各年代の貯蓄ゼロ世帯の割合は20代〜60代の5つまでで以下になっています。
- 20代45.3%
- 30代31.0%
- 40代35.0%
- 50代29.5%
- 60代29.3%
20代を見てみると貯金ゼロの世帯が半数を占めており、子供の教育費などを考えれば将来のための貯蓄をする余裕はないかもしれません。
30代は少し年収が上がる影響もあるのか、貯蓄率が上がっています。
ただ、40代が最も高き比率になってからは下がっていき、30%を下回る結果になっています。
つまり、全体で見てみると3割程度は貯蓄がない家庭が占めているわけですが、ずっと貯金ができずにいるのか、あるいは何かしら出費が原因で貯蓄がゼロになったいる可能性があるわけです。
貯金ゼロの状態からいきなり大きな金額を貯金しようとすれば、無理に生活を送ることになるので大きなストレスになることもあるでしょう。
なので、まずは自身の手が届く範囲の貯金方法や節約方法を考えてみることが重要です。
貯蓄出来ている人と貯金ゼロの人の特徴
人によって収入は違うかもしれませんが、年代ごとであれば大きな差は開かないはずです。
にもかかわらず、貯金できる人とできない人の差はなんでしょうか。
中には年収が1000万円を超えていても貯金ができない人もいますし、貯金ができる人とできない人では考え方ややり方に大きな違いが生まれているはずです。
次はそれぞれ貯金できる人とできない人の特徴を見ていきたいと思います。
貯金ができる人の特徴
貯金ができている人は、将来のことを具体的に考えている傾向が強いのが特徴です。
どういう事かというと「いつまでにどれぐらいの資産を形成する」「どうやってやるのか」を具体的に考えているということです。
具体的な将来設計があるので、目標を実現するための必要な時間や資産などを逆算して考えて行動しているのことが多くあります。また、感情で物事を判断しないのも特徴の1つです。
例えば、ギャンブルや趣味といった娯楽にお金を使いすぎることが有りませんし、使ったとしても計画的に考えて安さを優先します。
そして、自身が本当に得するのかを冷静に判断することができます。
現在の現行金利は0.002%ですので、預けていてもお金は増えないという自覚もあるので、日頃からお金に関する知識を身に付けて、苦手な節約や貯蓄も自動で行えるような仕組みを構築していることが多くなっています。
このような人は定期預金や積立投資といった時間をかけつつも、負担になりずらい少額から始められる運用を早い段階で行っていることが多く、貯めたお金を着実に増やしていくための資産運用を時間をかけているのが最大の特徴です。
貯金ができない人の傾向
貯蓄が出来ないタイプの貯金ゼロの人は、将来のことを不安に思っても具体的に考えていないという特徴があります。
つまり、将来が不安だし行動しようと考えていても、「不安だし」「まだ先の話だし」といった形で現状と将来に必要なことを具体的に考えずに先延ばしにしている傾向が強くでます。
そのため、貯金のためのモチベーションも上がらず、結果的に気づいてみると貯金ができていない状況に陥りやすくなります。
また、お金が使って見栄を張ったり、ブランド品の財布といった身の丈に合わないものを好む傾向があるため、本当に必要かどうかを考えずに浪費してしまいがちです。
そういった行動が多く見られるため、お金が手元にあればあるだけ使って貯金ができないことが何年も続きます。しかし、行動しよう家計簿をつけ始めても、お金についてしっかりとしているという印象から家計簿をつけて満足し、無駄な支出の分析をせずにただ記録するだけで終わるといったことが多いため、お金が貯まらずに終わってしまうことも少なくありません。
お金を増やしたいのにも関わらず、お金を使うばかりで貯めることや増やすことへの知識が低かったり、勉強しようとしないでいきなり貯金の大半を投資にまわしてしまう人も貯金ができない人の特徴になります。
そのため何のために貯金が必要なのか?を見直し、「子供の教育費はどれぐらい必要か」「老後資金を蓄えるためにはどれぐらいの資金が必要になるのか」「具体的にどうすれば増やせるのか」といったことを具体的に考えて増やすための知識を身に着けていきましょう。
貯金ができない人は、知識がなく勉強もしないため本来ならもっと増やせる資産を増やせず、時間だけが過ぎていったしまう傾向があります。貯金ゼロから抜け出すためにも改善できるポイントを見直して改善できるように心がけてみましょう。
貯金ゼロから抜け出して資産を増やしていくためのポイント
次は貯金ができない人がお金を貯めるためのポイントについて紹介していきます。
貯金ゼロから脱せるための方法を3つお伝えしていくので、コツを抑えて実践していきましょう。
家計簿で支出を記録して現状を把握する
貯金出来ない状態から脱するためには、まずは「家計簿で支出を記録」することから始めましょう。
これは単純にノートで記録するのもいいですし、スマホアプリで記録するのでも構いません。
家計簿をつけることで「毎月何にお金を使っているのか」「キャッシュフローは赤字なのか黒字なのか」を正確に把握することが可能になります。貯金出来ない傾向の人は、余ったお金を貯金する傾向があるため、家計簿で具体的にお金の流れを見える化しましょう。
現状を把握することができば、収支の無駄が浮き彫りになりますし、無駄を減らして少しでも貯金できるようになっていけば増えているという実感から節約するモチベーションも上がります。
そして、月々の予算を管理できるようになれば、収入から先に一定額を貯金に回す方法を実践することもできます。今の時代はスマホアプリで銀行の連携しているようなものも多いので、銀行の残高なども合わせて見ることができるようになっています。
ストレスなく記録をつけて、お金の管理を無駄遣いなく行うようになりましょう。
節約できる箇所を見直して支出を削る
家計簿でお金の流れを見える化するだけではなく、節約で支出を削ることもポイントです。
支出の項目は大きく分けるとや家賃や保険料といった毎月の支払額が決まっている出費の固定費と、食費などの毎月の支払額が変化する変動費の2つがあります。
貯金するための支出を削るためには、まずは固定費に削れる箇所があるかを検討することが大切です。
固定費は一定額がずっとかかり続けるので、大きな金額を長い目で見ると節約する効果があります。食費などはポイントカードやアプリを利用することで抑えることもできますが、無理して行うことはありません。
これは節約するとストレスの反動から大きな買い物をしてしまう傾向があったり、節約効果が高いというわけではないためです。
そのため、長期的なことを考えて変動費の節約よりも固定費を抑えた方が結果的に節約に繋がります。
変動費を抑える場合には、無理のない程度の額を考えて行うようにしてください。
そして、固定費の中でも賃貸や住宅ローンといった住宅費は支出の割合も大きくので状況に応じて安めの場所に引っ越したり、住宅ローンの借り換えなどを検討するといった方法も良いかもしれません。
手取り収入から支出額を差し引いた金額が貯金できるようになるので、節約することができるようになれば、あとは無駄な支出が増えていないか定期的な見直すことが重要になります。
貯める時期を見極めて積極的に増やすことも考える
人生の中で将来のためにお金を貯める必要性を感じる瞬間は多くあります。
ただ、その瞬間の中で流されずに本気で考えなければいけない貯め期と呼ばれる時期が何度が訪れます。
この貯め期を意識しているかしていないかで、将来の貯蓄額にも変化が生まれるはずです。
最初の貯め期は独身時期や結婚したばかりで子供がいない時期です。
この時期には収入の3割程度を貯蓄にまわすのが理想です。
そして、出産や子供の教育費の必要性が出て着る時期、大学の授業料がかかる時期といった形で子供が生まれると支出が増えてしまうため、貯めにくい時期になります。
独身、あるいは子供が生まれる前の時期にどれだけ貯蓄できるかが鍵になりますが、現在でも貯金ができていない人は子供が生まれる前に満足に貯金出来ていない人が多くなっています。
ただ、子育ての中でも子供が小中学生のときには比較的貯めやすい時期だといます。
そして、最後の貯め時は子供が自立して退職するまでの時期です。
このころは若い時よりも収入も上がっているでしょうし、子供も独立しているためお金は貯めやすくなっています。収入の3割を目安に貯金を目指して貯金をしたいところですが、貯め期をどれだけ意識して資産を増やすのかも考えなくてはいけません。
ライフステージごとでの貯蓄方法は変わりませんが、資産形成において運用で少しでもお金を増やすことを考えるのなら、早い段階で時間を上手く使うことが大切です。
今ある貯金、あるいは貯めることができそうな資金から貯めながらも増やすという考え方も将来のためには必要であると覚えておきましょう。
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