どうも、HAKUMAです。
FXでは単純に上がるのか下がるのかを予測する投資方法で、選択肢は2つしかありません。
しかし、利益を確定させるタイミングや損失を決めるタイミングを任意で決める必要があるため、損失管理がとても重要になります。ただ、普通に考えれば勝率は50%と考えることができるFX。
この勝率50%を上手く活用することで安定的に利益をだすことができる方法にマーチンゲールと言う方法があります。
僕がやっているバイナリーオプションでは、3回までの回数制限はありますが導入している方法になりますが、FXでも有効的に使えるのかというマーチンゲール法の特徴とメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。
目次
FXの取引でいわれる「マーチンゲール」の売買とは?
マーチンゲールは、元々カジノで利用されていた手法で、勝つまで金額を倍々にしていくことで最終的には勝率が低くても利益にする方法です。
カジノの場合は非常に勝率が低いことから考えられたやり方ですが、FXでは上がるか下がるかの二択なので、当たる確率は単純に50%と考えることもできます。
しかし、実際にはその50%を当てることができずになんとかFXで利益を出したいという人も多いと思います。
そこでこのマーチンゲールの方法をFXで適応したのがマーチンゲール法です。
前途でも説明したように、負けた時に次の取引で金額を倍にしてかける手法になり、例えば1000円でエントリーで負ければ2000円、2000円で負ければそれまでの損失である1000円と2000円の損失である6000円程度まで金額を上げることで利益を得られます。
もちろん、負けた分の差額があるので利益は減りますが、負けて損失だけ残るよりも有効なやり方でもあります。
最初に勝てば丸々利益になるので1回で勝つのが一番いいですが、それでもあたった場合に損失が発生しないことからFXやバイナリーオプションでは多く利用されています。
マーチンの手法で発生するメリット
マーチンの手法では、最終的に勝てば損失は発生しないため負けないように感じます。
ただ、実際にメリットと同じぐらいデメリットも大きくなっているので注意が必要です。
まずはメリットからみていきたいと思いますが、メリットは以下になります。
- シンプルで分析が不要
- 1回でも予測が当たれば必ず利益を出せる
シンプルで分析が不要
マーチンの1つ目のメリットは、シンプルな売買方法なので分かりやすく、分析が必要ないことです。
単純に負けた場合に取引金額を2倍にするだけでなので、特別分析や細かい設定を必要としません。
最初の掛け金を100円でFXを始めた場合の5回目までの掛け金を表すと以下の通りです。
- 1回目:1,000円
- 2回目:2,000円
- 3回目:4,000円
- 4回目:8,000円
- 5回目:16,000円
考え方も単純に売買していくだけなので、誰でもできます。
なので注意点として考えるのなら、それは金額の入力ミスや注文でのミスをしないことが挙げられます。
1回勝てば利益になるので勝率が10%でも良い
最終的に1回勝てば利益になるので、特別高い勝率がマーチンの手法では必要ありません。
カジノのように極端に低い確率に書ける場合にはとくもかく、FXのような「上がるか」「下がるか」の2つしか選択肢がない場合には、そんなに難しいことではないはずです。
9回連続ではずれたとしても、1回勝てば利益になるので連続で売買していればいずれかは当たりそうですよね。
そういったわずかな可能性を手繰り寄せることができるのがマーチンの手法です。
マーチンの手法で発生するデメリット
それでは次にはマーチンを使った手法のデメリットを見て行きたいと思います。
どんな手法でも万能ということはなく、必ず弱点はあるので、しっかりと弱点を理解して売買で活用できるようにしましょう。
マーチンのデメリットは以下の2つになります。
- 必ず勝つわけではない
- 資金が多く必要になる
必ず勝つわけではない
これは当たり前ですが、為替の予想を100%することはできません。
1回ぐらいはいずれ勝ちそうですが、それが必ず当たり勝つわけではないと勘違いしないでおきましょう。
急激な上昇や下降がずっと続く場合もあるように、毎日取引していれば外れ続けることもあります。事実米国の大統領選挙でトランプ大統領が当選した際には、1ヶ月〜2ヶ月ほど上昇しつつけました。
極稀といえば負けが連続で発生し、勝ちが訪れない場合もあります。資金が多くあればいいかもしれませんが、金額を売買にしていくということは非常に大きな資金が必要になるので、注意しましょう。
資金が多く必要になる
マーチンゲール法の一番のデメリットは、ある程度の資金がなければ実行できないという点が挙げられます。
例えば、マーチンゲール法で10,000円利益を得ることを目標に設定した場合の必要資金は以下の通りです。
- 1回目:10,000円
- 2回目:20,000円
- 3回目:40,000円
- 4回目:80,000円
- 5回目:160,000円
- 6回目:320,000円
- 7回目:640,000円
- 8回目:1,280,000円
- 9回目:2,560,000円
- 10回目:5,120,000円
4回程度なら数万円に抑えることができますが、それ以降は爆発的に取引金額が増え、10回目にもなると500万円を超えます。資金がそれ以上あるならいいかもしれませんが、11回目も負けてしまえば資金が尽きてしまい損失が恐ろしいことになります。
当てられるまで売買を続けられる資金があればいいですが、それはかなり人を選ぶ手法になりますので、資金力が乏しい人はできない諸刃の剣になります。
ただ、回数を損失が少ない額まで抑えてマーチンをする場合には、勝率を上げる効果もあるので活用方法次第ともいえます。
マーチンの活用方法とは?
マーチンゲールの方法は、必ず限るとは限らず、資金力がなければできないデメリットがあります。
これは避けては通れませんし、知っておかなければ必ず負けます。
しかし、どのように掛けるかという手法であって、あくまで為替相場を分析する方法でもありません。そのため、重要なのは為替の変動を予測できる精度を高める、つまり勝率を上昇することができればデメリットを抑えることができます。
また、マーチンを2回や3回まで使うことで損失をある程度抑えつつも、勝率が上げることができるようになるので、マーチンの手法における使い方次第で大きく化ける売買方法でもあります。
そのためにも、基本となる分析や取引ルールを決め、テクニカル分析をしっかりと学ぶようにしてください。そうすることでマーチンによる資金不足による問題や必ず当たるわけではないというデメリットを減らすことができるはずです。
FXで安定した利益を求めるのであれば、色々な手法を検証したり検討している人も多いと思います。マーチンもそんな方法の1つですが、ただなんとなく取引していればいつか必ず負けは訪れます。
だからこそ、分析や損失管理を徹底しておこない、テクニカル分析とファンダメンタル分析を怠らずにやるようにしましょう。
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