どうも、HAKUMAです。
資産運用には簡単に始められる貯金から、ある程度の知識や経験が必要にあるので株式投資といった運用まで、幅広い選択肢があります。
初心者でも一度は聞いたことがある投資はあるはずですが、具体的な違いを知っている人はあまり多くありません。そのため、株式投資を始めようと検討していたものの、後から投資信託の方が合っていた、FXのほうが自由な取引ができた、と後悔することもあります。
そこで、今回の記事では資産運用の傾向や特徴を「リスク」「投資額」「手数料」「運用期間」「時間的コスト」の5つの項目から比較してお伝えしたいと思います。
自分自身に適した方法を見極めることで効率的に利益を出せるようになるので、初心者はぜひ自分にあった運用の方法を見つけられるように参考にしてみましょう。
適正①「運用リスクとリターン」
資産運用の方法 | リスクとリターンの度合い |
---|---|
預金 | ローリスク・ローリターン |
株式投資 | ハイリスク・ハイリターン |
債券投資 | ローリスク・ローリターン |
FX | ハイリスク・ハイリターン |
投資信託 | ミドルリスク・ミドルリターン |
不動産投資 | ミドルリスク・ミドルリターン |
資産運用で収益を得るためには、求めるリターンに対してどれぐらいのリターンが発生するのかを把握していくことは大切です。
ハイリスクハイリターンが悪くわけでありませんが、初心者のうちから高いリスクで運用していては、資金が先に底を突いてしまう可能性が高くなります。
リスクが高ければリターンも高いですが、最初から大きな金額で運用する人も多くはありませんので、上記の表ででリスクの度合いを把握しましょう。
初めて投資を行う初心者には、ローリスクな預金や債権投資がオススメになります。もう少しリターンがほしいという人であれば、バランスの良い投資信託や不動産投資にしてもいいでしょう。
投資信託には大きな資金が必要ありませんが、不動産投資には融資を受けることになるはずので物件の下調べは入念に行うのがポイントです。
最初からリスクが高い方法を選ぶと損をする恐れがあるので注意がしてください。
適正②「投資金額の大きさ」
資産運用の方法 | 最低投資額 |
---|---|
預金 | 1円 |
株式投資 | 100株×1株あたりの株価(銘柄により異なる) |
債券投資 | 1万円(個人向け国債) |
FX | 1,000通貨(取引所の通貨単位により異なる) |
投資信託 | 100円 |
不動産投資 | 物件価格やローン契約内容により異なる |
不動産投資を除く資産運用では、基本的に投資額についてはあまり多くはありません。ただ、株式投資の場合には最低購入数が決められているので、購入する際には1株あたりの価格が低ても大きな資金が必要になります。
金額を見てみると資金が少額でも始められるのは投資信託とFXになります。
FXの場合には取引金額をある程度任意に決めることができ、レバレッジという資金の数倍の取引を行うことが出来るので、初心者でも比較的利益を出しやすい投資として考えられます。
株式投資の場合には、原則として100株が最低購入数になるので、仮に500円だと5万円が必要になります。ただ、安いとそれだけ安定性に欠けた値動きをすることが多いので、それなりに資金を必要になる投資です。
適正③「手数料」
資産運用の方法 | 手数料名 |
---|---|
預金 | 入出金手数料 |
株式投資 | 売買手数料 |
債券投資 | 売却手数料(個人向け国債を途中で売却した場合) |
FX | 取引手数料 |
投資信託 | 売買手数料、信託報酬(運用管理費用)、信託財産保留額 |
不動産投資 | 仲介手数料 |
資産運用の方法や投資先によっては購入金額以外に手数料が多く発生します。
具体的な金額は会社により異なりますが、どのような手数料が必要なのかを把握するのは、いわゆる手数料負けにならないためにも大切です。
不動産投資の場合には、不動産会社に対して仲介手数料が発生しますし、投資信託には購入時、運用中、売約時に3つの手数料が発生します。
株式投資やFXについての手数料は安くなっていますが、特にやすいのがFXで、投資資金の低さからも初心者にはFXが最もオススメになっています。
最近では投資信託が購入費用のみで始めることができる販売会社も増えているので、売却時の手数料は利益が引かれるぶん投資する前にシュミュレーションしておきましょう。
適正④「運用期間」
資産運用の方法 | 運用期間 |
---|---|
預金 | 1年以上の長期運用 |
株式投資 | 短期から長期まで銘柄による |
債券投資 | 長期運用 |
FX | 数週間~数か月の短中期運用 |
投資信託 | 中長期運用 |
不動産投資 | 多くの場合10年以上の長期運用 |
投資では運用期間を長く設けることでリスクを抑えることができます。
ただ、中には長期運用しかできないものや短期売買しかできない投資もあるので要注意です。金融商品を購入してから実際に売約するまでの運用期間は、資産運用の方法に適した長さがことなっていますが、基本的には中長期が多くなっています。
いつまでに収益を得たいかを基準に選ぶようにしましょう。
FXの場合には長期も可能ですが、短期で利益を出すことも可能になっているので、短期売買を行う場合にはリスクの大きさを把握しておくことが大切です。
初心者におすすめなのは、価格変動が緩やかな商品の長期運用です。
短期運用の金融商品は売却のタイミングがかなり難しく、経験の浅い初心者にはかなり難易度が高くなります、
普通預金はいつでも自由に引き出せますが金利による利益はほとんど得られません。利益を得たいのであれば他の商品での長期運用が賢明です。
適正⑤「時間的コスト」
資産運用の方法 | 購入から売却までに必要な作業 |
---|---|
預金 | 入金、出金以外はほとんど作業不要 |
株式投資 | 相場や価格変動のチェック |
債券投資 | 国債の場合、預けたあとはほとんど作業不要 |
FX | 相場や価格変動のチェック(24時間) |
投資信託 | 購入後はほとんど作業不要 |
不動産投資 | 物件や入居者の管理 |
金銭的な負担だけではなく、費やす時間も投資家なら考える必要があります。
購入前には、保有期間中にかかる時間コストも考慮に入れてみましょう。
取引がインターネット上で完結する投資に関しては、分析や管理が楽で時間的なコストの軽減にも繋がりますし、FXのような短期運用の金融商品は、売却のタイミングを見極めるためにも継続的な監視が必要になりますが、利益を出しやすく資金が少なくても済むというメリットも多くなっています。
不動産投資では管理の手間がかかりますが、管理会社へ委託可能なため購入後の実働はほとんどありません。アフターフォローが充実している不動産会社を選ぶことで時間的コストを軽減できるはずです。
あなたに合った資産運用を見つけるポイント
資産運用を選ぶ際には、ネットや雑誌で知名度が高いから購入するという人も多くいます。
しかし、それでは実際に購入した際に自分には適していないとわかったり、運用のための資金が足りないといった問題が発生しやすくなります。
そのため、資産運用では基本的にリスクと運用期間を決めてから考えましょう。
いつまでのこれぐらいの利益を出したいと考えているのなら、その期間と投資資金に見合った投資を選ぶのが大切です。
10年や20年という長期運用できる売買であれば、無理に短期で利益をだす必要はないので投資信託や外貨預金などが有効です。
しかし、それ以内の短期や中期といった長い期間を要しない場合には、FXや株式投資がオススメです。
何にしても、人によって運用できる元本は変わりますし投資を始める動機は違うはずです。老後資金であればある程度の時間を使うことができますし、旅行や趣味を充実させたいから短い期間で利益を出すことが求められるので、何にしてもリスクもしっかりと把握して投資先を検討するようにしましょう。
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