どうも、HAKUMAです。
FXをこれから始める際には専門用語から始まり、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析など多種多様の方法を使って取引を行います。そのため、知識や経験が少ない初心者の場合には安定した利益を得ることが簡単ではありません。
特に知識や経験さえ身につければ「勝てるようになる」「勝率が良くなる」と考えている人は要注意です。これは売買知識や経験以前に安定した手法をせずに、リスクの高い方法で取引している人が初心者には多いためです。
そこで、今回の記事ではFX初心者にはオススメの手法について解説していきたいと思います。これからFXを検討している人や初めて間もない人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
FX初心者にオススメのトレード手法はあるのか?
FXには様々な売買方法があります。また、専門用語も多くテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を合わせて行って言うと考えると、単純に分析して予測するという慣れた投資家と同じような方法では失敗する可能性が高くなります。
そのため、肝心になるのは知識や経験がないFX初心者でも利益を出しやすい方法を最初はやることです。初心者の中には稼ぐことよりも勝つことに執着し始める事が多くあり、勝率が高くても損失担っているという事態になることもあります。
ただ、大切なのは勝率が低くても安定して利益を出しつつけることです。
確かにFXは初心者がいきなり取引を始めても安定した成果を出すことが難しいですが、コツさえ掴めば専門用語や分析がわからなくても安定した利益を得ることは可能です。
FXには取引手法として3つがあります。
- スキャルピングトレード
- デイトレード
- スイングトレード
このトレード手法から、まずはリスクを選択することがFX初心者のうちは重要になりますが、それぞれ3つの手法について解説していきたいと思います。
スキャルピングトレード
スキャルピングトレードとは、数分から数十分という短い時間の間に売買を繰り返して小さな利益を積み重ねていく方法です。
ここで大切なのは「小さい利益を積み重ねていく」ということです。1回の利益自体は大きくありませんが、何度も取引で利益を積み重ねていくことにより、ある程度の期間で大きくな利益を期待できます。
数分から数十分で取引が完了するということは、分析するチャート時間も必然的に短くなるので相場の流れが変わるのが早く分析力が重要になりますが、損失が生じてもすぐに損切りをすることができるため損失を最小限に抑えることができるというメリットがあります。
ただ、取引回数が大きくなるので手数料が多く取られることになります。つまり、取引手数料が安い証券会社で取引することが非常に重要です。
もちりん取引時間は短いので、スキャルピングトレードはずっとチャートをみていかなくてはいけません。取引によるストレスやメンタルを崩しやすいということを考慮にいれると、いくら利益が短期間で出やすいといわれても初心者には不向きだと覚えておきましょう。
デイトレード
デイトレードは、数十分から数時間単位で行う取引手法です。
つまり、スキャルピングトレードと比べると取引時間や分析に対して余裕を持って取引を行うことができます。このトレード手法の特徴として、次の日にポジションを持ち越さないというルールなどを設けて、その日で取引を完結さえることが成功するためには重要です。
ポジションの保有時間がスキャルピングトレードよりも長く、決算までの期間も長いということでFX以外の活動も両立しながら行うことができます。保有期間が長くなるので1回当たりの利益がスキャルピングよりも多くなりますが、手数料も取引回数が少ないためかからず、初心者向きのトレード方法になります。
スイングトレード
スイングトレードとは、数日から数週間という期間で行う取引手法になります。
スキャルピングトレードやデイトレードと比較するとポジションを保有する期間が長く、日を跨いで持ち越すことが前提になるのがスイングトレードの特徴になっています。
ポジションの保有期間も他の手法と比べると非常に長くなるので、一度保有すると後は上下に繰り返す値動きに対して変動が生じているか?予想外な値動きなっていないかを確認するだけで忙しい人に適した手法になります。
ただ、持ち越すということは経済指標の発表は大きな変動が発生した際には損失も大きくなる可能性がありますので、リスクが高くなることを覚えておきましょう。
効率やリスクのことも考慮すると、この3つの中ではデイトレードが最もFX初心者に適した手法になりますが、デイトレードがFX初心者にオススメな手法のメリットとデメリットを次は解説していきます。
初心者向きなデイトレード手法のメリット
スキャルピングやスイングトレードにもメリットがありますが、それでも初心者に適した手法であるデイトレードには、主に3つのメリットがあります。
- 取引の拘束時間が短い
- 手数料が少ない
- ポジションを持ち越さないのでリスクが低い
取引の拘束時間が短い
取引や分析にかける時間が長くなると、FXを続けるためのモチベーションが低くなりますし、何より仕事や生活などのとの両立が難しいのが現実です。
家に帰ってから分析や取引を行うのはスキャルピングのような取引時間が短い売買手法では、家族や生活するうえでは支障が発生します。また、取引にかける時間が短いほどメンタルや体力的に負担が発生するので翌日の仕事に影響することも考えられるはずです。
日中働いているのに、夜にチャンスが来そうだからと長くまで取引をしてしまい、体調を崩してしまうこともありえますので、そう考えるとデイトレードのような仕事と生活も両立がしやすい状況が整っているはずです。
手数料が少ない
FXではスプレットと呼ばれる手数料が発生します。そのため、取引回数が多いことで売買における損失以外での損をすることになってしまうことになります。
もちろん、手数料が低いFX業者を使うことでスプレットを抑えることはできますが、それでも何ヶ月も何年でも取引を行っていくとなると少なくなりコストです。
ただ、デイトレードの場合にはポジションを次の日に持ち越さない取引になるので、最も少ない場合には1日に1回の取引に抑えることが出来、取引における手数料も大幅に抑えることが可能になっています。そのため、効率的に利益を増やせるメリットになります。
ポジションを持ち越さないのでリスクが低い
デイトレードではポジションを次の日に持ち越さないため、東京市場やロンドン市場などの時間での為替変動や経済指標による大きな変動によって、見ていない間に損失を出す可能性を抑えることができます。
そうでなければ、朝起きてチャートを見てみるとロスカットが発生していて残高がほぼなくなっていた、なんてことにもなりかねません。実際に2019年には日本人が寝ている時間にフラッシュ・クラッシュと呼ばれる急な為替変動でロスカットされた投資家が多くいます。
デイトレードではポジションを持ち越すことがないので、このようなリスクを抑えることが可能になっています。
デイトレードにおけるデメリット
デイトレードはFX初心者向きですが、デメリットもあります。
これはデイトレードに限った話では有りませんが、取引時間も短く手数料も抑えられるデイトレードにどのようなデメリットがあるのか?それは以下の2つになります。
- スワップポイントが貰えない
- スイングトレードよりも手数料が多くなる
スワップポイントが貰えない
スワップポイントとは、通貨を取引するFXにおいて発生する金利差による利益です。これはFXの魅力の1つでもありますが、デイトレードではその日にポジションを手仕舞うため、スワップポイントを得ることができません。
本来であれば日本時間の早朝に設定されており、毎日受け取ることが出来るスワップポイントが獲られないのは大きなデメリットになります。FX初心者のなかにはスワップポイントで利益を出そうと考えている人やスワップポイントによる利益を前提に目標を考える人もいるかもしれませんが、デイトレードではスワップポイントは得ることができないので注意しておきましょう。
スイングトレードよりも手数料が多くなる
デイトレードではスキャルピングに比べて取引回数を抑えることができるため、手数料を抑えることができます。ただ、スイングトレードに比べると取引回数は多くなるので、スイングトレードに比べると手数料はどうしても多くなってしまいます。
そのため、手数料を考慮に入れて損益を考えるように注意しましょう。
もしも手数料やスワップポイントを含めて考えた取引を行う場合には、スイングトレードを選ぶこともオススメです。
自動売買(EA)を使った売買も初心者にはオススメ
FX初心者にも知識や経験がなくても利益を出す方法の1つとして、自動売買(EA)を使う手法もあります。
自動売買では、自動的に決められた取引を行ってくれるので、取引時間を確保できない人や損失に対して不安を抱いている人はオススメです。
ただ、どのような条件・手法で売買してくれるのを事前に把握して損益管理ができるように、使う自動売買については慎重に選ぶようにしましょう。
まとめ
FXにはスキャルピングトレード・デイトレード・スイングトレードの3つの手法がありますが、リスクとリターンのバランスを考えるとデイトレードがFX初心者にはオススメです。
まず知識や経験の以前に自分にあった取引手法を考えて使わなければ、無駄な損失を出しやすくなってしまいます。そのため、自分で取引する時間が確保でき、ある程度のリスクを抑えながらやりたい人はぜひデイトレードで売買を行うようにしましょう。
どの方法もリスクがないわけではありませんが、運用していくためいはリスク管理が重要になるのでやりやすく、損失が抑えられるものから行っていくようにしましょう。
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