どうも、HAKUMAです。
FXでは土日を除けば24時間取引をすることができます。しかし、世界中の通貨が取引される為替相場では、季節によって冬時間と夏時間に分かれており、日本でも同じように季節によって取引に影響が発生する場合があります。
今回の記事では、夏時間と冬時間との違いと注意点について解説していきたいと思います。
目次
FXでの冬時間と夏時間とは?
FXで冬時間や夏時間を気にする人は少ないですが、「サマータイム」という言葉を聞いたことがある人は多いはずです。
日本では一部の企業でもサマータイムが導入されていますが、全体的に見るとまだまだ馴染みがない人が多いのが現実です。サマータイムとは、夏時間のことになりますが、夏と冬での日照時間の違いで夏と冬の日が上がる時間と落ちる時間を考慮して出勤と退勤の時間を変える制度です。
それでは、FXにおける夏時間と冬時間はどのように影響するのか?
詳しくこの2つを解説しながら見て行きたいと思います。
夏時間
夏時間は日照時間が長くなる夏の時期にあたり、活動時間の開始を早めて省エネや余暇、経済の活発などを図ることが目的です。
日本ではあまり馴染みがないでしょうが、ずらす時間は1時間と決まっています。世界中では、このように夏時間と冬時間に切り替わりがあるため、三大市場の時間も冬と夏によって1時間ほどずれます。
24時間取引できることはFXでは変化がありませんが、東京・ロンドン・ニューヨークといった市場開始と共に取引を開始する人は注意することが重要です。
冬時間
冬時間は、夏時間とは違って日照時間が短くなりますが特別早く出勤したり、退勤という生活の変化はありません。ただ、夏時間から冬時間になると元通りに定められている基準日に戻すというだけです。
夏時間と同じように取引出来る時間が変化するわけではありませんが、夏時間から冬時間に変わるタイミングで市場開始時間も1時間異なるので注意しましょう。
夏時間と冬時間が入れ替わることで発生する4つの注意点
夏時間や冬時間に取引することは特別気にするポイントはありませんが、この2つが入れ替わることでタイミングでは注意が必要です。
それは、時間が変わるタイミングで経済指標の発表の時間などがズレるためです。
次は夏時間と冬時間が入れ替わるタイミングで注意するべき4つのポイントについて解説していきます。
経済指標が発表される時間が変化
ファンダメンタルズ分析で中長期で分析している人や、短期でも経済指標の発表で変動する価格にリスクを高めたくない人から見ると、経済指標の発表時間が異なることは意外と危険です。
経済指標は、国の経済状況の良し悪しが分かる重要な指標ですので、為替が変動するための要因としては非常に影響が大きくなります。そのため、世界中のトレーダーが注目していることもあり、短期から長期まで大きく変動する場合があります。
夏時間が適応されている状況では、日本では21時30分に発表される雇用時計などは、冬時間に切り替わることで22時30分と1時間遅くなるため、いつもどおりの時間に監視していても何も値動きに変化は見られません。
その後にポジションを保有シたままの場合には、経済指標の発表と合わせて大きな損失を抱える場合もあるので注意しましょう。
国によって切り替わる時間は違う
夏時間と冬時間は国によって切り替わる時間が変化するため注意が必要です。
例えば、アメリカの夏時間は3月の第2日曜日~11月の第1日曜日、イギリスでは3月の最終日曜日~10月の最終日曜日までで、それら以外は冬時間です。また、オーストラリアの夏時間は10月の第1日曜日~4月の第1日曜日、ニュージーランドでは9月の最終日曜日~4月の第1土曜日までで、それら以外は冬時間となっています。
自分の通貨ペアに関係ある国の冬時間がいつから始まるのかしっかりと確認しておきましょう。
クローズの時間帯が変わる
夏時間と冬時間に入れ替わりでは、土日を除いて24時間取引出来る点は変わりませんが、夏時間と冬時間によってFX業者のサイクルも変化するので注意しましょう。
例えば、DMM FXの夏時間は月曜日は7時~翌5時59分、火曜日~木曜日は6時~翌5時59分、金曜日は6時~5時50分までです。
つまり、DMM FXを利用している場合には、夏時間であればスワップポイントが6時に付与されるという点に注意が必要です。
冬時間の場合には、月曜日は7時~翌6時59分、火曜日~木曜日は7時~翌6時59分、金曜日は7時~6時50分までとなっています。
、冬時間であればスワップポイントが7時に付与されることになります。
このようにクローズの時間帯が異なるため、スワップポイントが目的で取引する人やデイトレードの人は、クローズの時間帯を確認してから取引しましょう。
まとめ
今回お伝えした冬時間と夏時間に関しては、普段取引をしていればほぼ気にする必要はありません。しかし、夏時間と冬時間での切り替わりで経済指標の発表やスワップポイントが付与される時間が変化することは、意外と初心者が見落としがちなポイントです。
慣れている人であれば、特別気にすることはないかもしれませんが、それでも忘れていたばかりの大きな損失を招き自体にならないためにも注意しておきましょう。
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