どうも、HAKUMAです。
長期や短期で資産運用を続けていると、
為替市場の混乱やそれに伴う相場の急落局面に遭遇することは珍しくありません。
あなたも大きな変動というわけではありませんが、FXやバイナリーオプションで取引していると稀に起きる変動に一喜一憂していませんか?
過去を振り返ってもブラックマンデー、タイバーツ聞き、リーマンショック、といったグルーバルな規模で大きな相場変動が数年ごとに発生しています。
また、経済要因の絡んでいないトレーダーのロスカットを巻き込みながら下降する大きな急変など…
短期を見ている人からすると小さな価格変動も大きく感じることがありますし、程度は違えどこのような相場の急騰急落には、株式のようなリスク資産が大きく売られ、インデックス運用していたとしても50%以上下落するケースもあります。
このような異常事態は、頻繁に発生するわけではありませんが、
どのように対応するのかを予め準備しておくことは、投資で長期的な成果を上げるために必要です。
なぜなら、事前にその後の行動を準備することが出来ているのかいないのかで、予想を越えた損失を出さなくても済むからです。
バイナリーオプションやFXにおいて相場の大きな上昇と下落は反転して戻ってくると逆張りを入れるトレーダーが多く、事実反転することもあるため投資家の心理としては理解できます。
大きく下落したときなどは、「反発するだろう」と逆張りを入れてしまいがちな人も多いはず。
理由を聞くと「直感で…」と根拠としてはあやふやな人もいれば、「経験!」と声を高らかに言う人だっています。
しかし、人間のそのような超直感は備わってませんし、未来予測が可能なほど経験が活かせる生き物ではありません笑
ただ、相場が大きく急変したときにむやみや取引していては予想外の動きに対応できなくなります。
その急落急騰が予想通りならまだしも、突発的に発生した急変に飛びつくというのは根拠のない取引と同じで、過去の記憶や取引に引かれているような状態です。
今回の記事では、相場の急変時に逆張りをする投資家が抱く心理と、突発的な値動きな時に対応できる投資家になるために必要なことをお伝えしていきたいと思います。
価格の急上昇・急下降で投資を辞めてしまう個人投資家
過去の相場変動を見てみると、ロスカットを巻き込みつつも、大きく下落するものからリーマンショックのようなパニック的な売りを含めて下がった相場は、売られすぎの状態まで下がった後にリバウンドしていることが多くあります。
例えば、リーマンショックで大きく下がった世界の株式で見てみると、2015年3月時点では米国株式はリーマンショック前の水準を上回り、史上最高値を更新しています。
また、日本の株式も日経平均で見てみると2015年4月には2万円代にまで回復し、リーマン・ショック後の2009年3月につけた最安値の7000円台前半の3倍近くまで上昇しています。
リーマンショックで世界的に下落した株価は、2009年以降反転が始まれい、底値で投資を辞めてしまった個人投資家が日本には多くいたようです。
投資した株式の評価を下がってきた結果、損失に耐えられなくなり投資を断念してしまったというわけです。
多くの個人投資家は相場が上昇してから高値で投資を始め、下落するとやめてしまいます。
これではいつまでたっても資産を増やすことができませんし、本当に投資で資産を築き上げていきたいのであれば数年単位で見ることこそが1番重要です。
バイナリーオプションなどの短期取引でも、価格の大きな急変に付いていき逆張りしてしまい、その後のトレードを控えてしまう人がいますが、数分から数時間で落ち着いて相場に戻り勝率が高くなるといった場合もありますし、FXであればそこからわかりやすいチャートパターンやトレンドを築きながら価格が進んでいくということもあります。
相場状況をしっかりと確認し、突発的に価格の変動にすぐに対応しようとするのではなく、その後の値動きも予測したのちにしっかりと自分で短期トレード計画を考えるようにしましょう。
投資家の中には、「買い」「売り」の2つではなく、「買い」しかいれない、あるいは「売り」しかしない1つの売買のみに絞って取引しているトレーダーだっているのですから。
相場が下落・上昇してもやめない方法を考える
為替市場の価格急変は資産を減らしてしまうピンチですが、一方で資産を安く買い大きく増やすことができるチャンスでもあります。
ただ、相場の状況などを確認せずにチャンスとしか捉えていないトレーダーは、常敗投資家に変わります。
その状況が誰にとって優勢なのか?
今一度考えるようにし、チャートから集団心理を読み取りましょう。
真面目な人の中には、答えをひたすら探している人もいることでしょうが、必ずしもその理由があるわけではなく、探せないときこそ投資家は自分なりで勝手に解釈しがちです。
「それこそが正しいはずだ」
と有りもしない妄想に取り憑かれると、歯止めが効かなくなり、結局のところいつもの負けパターン。
簡単に言ってしまえば、ある一定の状況になると思考パターンが同じになってしまうというわけです。
これは投資だけではないはずです。
義務教育が終了して高校から大学と7年間色々と学ぶわけですが、就職するために7年もの月日を勉強に費やしているといっても過言ではないわけですが、1度お金が稼ぎに目を向けてみるとわずか数時間や数週間で実現可能だと勘違いしている素人も大勢います。
新卒として入社とたときなどは20万ほどの給料を貰うのに、7年間勉強して1ヶ月働かなくてはいけません。
なら、投資で20万稼ごうと思うと普通のやり方だと7年勉強しなければならないという話です。
もちろん、他の方法などを使えば短縮できるでしょう。
人にアドバイスをもらったり、基本からコンサルしてもらう、あるいは手法をそのまま教えてくれる人を探すのもいいでしょう。
日本人は相談やコンサルティングといったものに対してお金を支払わない傾向があります。
しかし、資産運用を含めた投資において一番重要なのは、コンサルティングの部分です。
相談内容にお金を払う価値があるものなのか、手法や利益率などで長期的な目線で見た時に運用する資産に織り込まれるのではなく、相談に応じて払う価値があるかを考えてみる傾向があります。
そうでなければ、1つの運用方法や手法などを含めて考え、安定させるために膨大な時間がかかってしまいますよね。
専門学校や大学然り、しっかりと知識や組織としての考えをお伝えしていき、相手が如何にその知識や教養を育めるのか?
それはあなた自身も20代になる前に受けた経験があるはずです。
同じ相談料を払うのであれば、きちんと相談出来る人に価値を見合った対価を払う。
それが合理的な価値の交換だと思います。
そうでなければ、相手もいい加減な内容になってしまうため、お互いにとっていい影響を及ぼせる関係にはなり得ないでしょう。
つまり、ただほど怖いものはないということです。
まずは自分の状況を含めて投資癖とも言える投資パターンや生活における思考パターンを見つめ直してください。お金を働かせるということは、投資以外にもお金が関わっている生活に十分関係しています。
投資家として急激な上昇や下降などで不安だからやめるというも悪くありませんが、どのようにすればやめずに取引しながら利益を上げられるのかという方法を考えていきましょう。
思考と手段は必ず結びつきます。
ということは、方法として行動概念に取り入れることができれば、必然的に思考もそれに付随する行動も変わるはずですよね。
決めつけた値動きの予想は絶対にしない
どれだけ経験を磨いたとしても、あなたが探している未来の値動きは過去の値動きからくる予想であり、決まっているわけではありません。
大きな値動きに対して必ず決まった動きをするわけではないということは、当たり前のことです。
しかし、過去の経験から反発する可能性や大きく値動きが進む可能性を目の当たりにすると、人は途端に冷静な判断ができずに過去の苦い記憶や期待できる値動きを、さも同じパターンがくるかのごとく同じ取引を行います。
過去の値動きから将来の価格を予想することが、なにも悪いことではないのですが、それは経験から予測をするまでに過程に根拠が付随している場合のみです。
「過去の記憶ではこうだったから」
というのはあくまでもあなたの恣意的な希望的な観測だということを理解しておきましょう。
過去の記憶にこだわり過ぎて取引するかどうかをその場の思いつきで決めている時点で、投資家として冷静さを欠いている状況だと判断してください。
そうでないのであれば、単純に基本的な投資の知識が足りていないかもしれません。
なんにしても、人は都合の悪いものには蓋をする傾向があります。
これは記憶も同じです。
あなたが記憶している過去の値動きなんて、あくまで経験であって勝率的に見てみると大きな損失になることの方が多いという事実に気づかず、都合のいい面ばかりを記憶から掬い出して取引を行う。
これは非常に危険ですよね。
いうなれば、忘れかけている作業を説明書を読み返さずに記憶だよりで、つまり過去の経験から手探りで行っているような状態です。
それで上手くいかないからといって、「投資で儲けるのは無理!」と考えてしまっている人もいるような気がします。そういう人はある意味で投資家に向かないひとでしょう。
投資家脳になるために、まずは思考チェンジできるようになりましょう。
まとめ
値動きの急変に咄嗟についていってしまうことや、あるいは過去の記憶を頼りに取引するということは、投資家として将来の価格を予測することを怠っていると言っても過言ではありません。
そのような状態は、投資家ではなくギャンブルと変わりませんから自分の中にあるロジックをしっかりと取引で活かせるようになりましょう。
「負けて悔しい」
「以前は勝った」
「ここまで下がれば上昇し始めるだろう」
これらは、取引していて最も考えてはいけないことだと思います。
これが一度頭に過ると、負の連鎖のように悪い記憶も過去の経験も一気に頭に思い出せます。
そうなると、感情の抑制が出来ていると勘違いした投資家が根拠のない取引をしはじめる原因になりかねません。
じっくりとチャートを見ているのであれば、エントリーするチャンスを伺うばかりではなく、値動きが大きく傾き始めたときの対策も取ること。
つまり、勝つためのポイントを探すだけではなく、負けたときのポイントも探すことはその後にどのような取引をすればいいのかという説明書になります。
あなたが感じたことではなく、それを誰が見ても判断できる形でもなく、誰もが納得できる説明ができるほどの根拠ができてこそ投資家として正しい取引ができていることになります。
あるいは、常に誰かに見れているというぐらいの緊張感のある意識を持つことが1番良いのかもしれません。
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