ホリエモンというニックネームでバラエティ番組などに多数出現している堀江貴文さん。
今の20歳ぐらいの人だと過去に堀江さんが起こした事件を知らずに、「タレントでしょ?あの人」
なんていう若者もいるかもしれません笑
しかし、堀江貴文さんといえば元ライブドア社の社長であり、「実業家」「投資家」「著作家」「タレント」と複数の肩書を持ってる人でもあります。
ライブドア事件を知っている人であれば、一時刑務所にいたということで悪いことをした人という
大雑把なイメージを持っている人も少なくありません。
そんな堀江貴文さん、「著作家」として自分の考え方や今までどういった行動理念で活動したきたのかというエッセンスを落とし込んだ自己啓発本などを出版しています。
そんな著作家としての顔も持つ堀江貴文さんですが、僕も読んだことのある多動力と呼ばれる本。この度なんと漫画版登場しました!
右が漫画版の表紙ですね!
漫画版では、7割が独特のストーリーになっていて、3割がその漫画で話していた大切な要点を伝えるような感じなっています。
「多動力」という言葉からどういった事を言っているのか想像できるかもしれませんが、マルチタスクや複数の仕事を同時に行うなど1つだけの事柄に目を向けるのではなく、広い視野で色々なことに挑戦していこうという堀江さんの想いが書かれた本です。
自己啓発の1冊としては非常に入りやすく、サラリーマンならつい共感してしまうことや納得してしまうような内容が多々あります。
どんどん改革されていく社会に置いていかれないためにも、まずはあなた自信が対応できる人間になり変化していくというのは、これからの時代さらに必要になるでしょう。
今回漫画になったということで、さらに読みやすく気付きも得られるこの本は、これからあなたが何に挑戦していくにあたってきっと道標になるはずです。
今回は、漫画版「多動力」で学ぶことができる大切な事と面白さなどを漫画版を読んでみた感想を書いていきたいと思います。
目次
物語の視点はどこにでもいる普通のサラリーマンから入ります。
彼は人に感動を与える料理人になりたいという夢を持ちながらも、就活時期になり流されるように一般企業の就職。
「人生って普通そんなもんだろ?」と自然に受ける入れるように今の現状がさも当たり前のように入社しました。
同期の仕事仲間と雑談をしながら、仕事やっていて特別必要ではないように感じる無駄な挨拶に無駄な作業、「本当にやる価値はあるのか?」というような話を同期としていたのですが、同期がふとした「堀江さん以外はね…」とこぼします。
ここで登場したのが堀江貴文さんであり、社内ではいつもスマホをいじったり誰ともつるんだりしないという異色な存在として扱われています。
にも関わらず営業成績は常にNO1。
普通ならありえないだろ!
思いますよね笑
漫画の中では経費精算も堀江さんだけ他人にまかせて「ズルくない?」
というようなこともつぶやかれていますが、会社の3倍以上の年収も副業で稼いでいるとの噂も。
入社したサラリーマンの青年はここで部長に飲みに誘われるのですが、結局断れずにため息。
そんな時に横にいた堀江さんから言われた一言…。
と感じつつもどこかへ向かう堀江さんを追いかける彼は、そのままエレベーターでさっきの発言についてのことを聞きます。
との切り返しにどこか納得出来ないような表情の青年。
変な人だなと感じながらも、自分自身もそれを違和感を感じ始めた時に事件がおきました。
なんとここでエレベーターが当然の急停止。
外に出てみるといつものフロントではなく、ジャングルの中に自社のビルがポツンとあるような状況になっていました。
….いや、なにそれ笑
と最初思いましたが、気付きやすい環境にあえて物語を変化させることで、飽きない展開とどういった点で役に経つのかというのは分かりやすく表現しているのではないかと思います笑
多くの会社員が戸惑う中、堀江さんだけ1人笑顔で、それを驚愕の表情で見つめる青年。
ここからより深く堀江さんのビジネス感を投影した物語が始まっていきます!
物語の中で堀江さんはおかしいなヤツとは距離を取れと忠告しています。
おかしなやつとは?
と疑問に思う人もいるでしょう。
おかしな人達というのは、人の時間を使うならきちんと対価を払うべきだという常識が通じない人達を表しているようです。
今回の例でいうと飲み会に誘う課長でしょう。
しかし、彼らは他人の時間が有料であることを理解していない。
そして、つまらない人やウザイ人などのタイプも意識して距離を置くべきだと記載されていました。
彼らに付き合っていれば、時間がいくらあっても足りませんし、その時間は全て無駄になります。
逆に言えば、自分も「他人の時間を奪うことに鈍感」な人間であってはなりません。
そういったおかしな人達は、多くの人と会い、経験を積むことができれば第一印象で「こいつ面倒くさそうだな」「ややこしいタイプの人間だな」と直感で判別できるようになります。
そして、その感は外れる可能性が低くなりますが、仮にこれからも付き合っていくと考えると時間が奪われたうえ、不快な思いをさせられてまさにダブルパンチになりますよね。
まったく予想していなかった非常事態に社内の人間はパニック。
そんな中社長から収集がかかります。
なんでも、宇宙の磁場の影響である可能性が高いとのこと。
「こんな非現実的な事が長続きするわけがない」「日本政府が助けてくれる」
との発言後、電力は自家発電があるため戻った時のために通常通り業務に戻るよう強制。
文句がある人には「文句があるやつは出て行け。そんやなつは会社にいらん」
となんとも冷たい反応で非常事態が起きているのにも関わらず、通常業務。
と書類をコピーしに行く青年ですが、そこで発見したのは楽しそうにコピー機を分解する堀江さんの姿。
と言っても楽しそうにしていて聞こえていない様子です。
その姿はおもちゃを見つけた子供かのようで、それを見た青年は
と距離を置くことを決めます。
オフィスに戻ると非常食が配られていましたが、あまりの少なさにガクッと首を落とす青年。
噛み締めながら食べている青年ですが、他の社員達をみてゾッとします。
とつい声をあげてしまい「ん?どうかしたか?」と他の社員たちに言われて見てみるといつも通り。
と誤魔化しながらも外に。
まぁリアルに人生を握られてるんだから、まさに家畜だなこりゃ…
と呟きながら歩いているとヒソヒソと喋り声が….。
覗いてみると、社長と会社幹部達が社員たちと比べると贅沢とも言える食事を摂っている現場を目撃。
通りがかった課長に講義するも「我慢しろ。社長は良いものを食べる価値がある人間なんだ」
納得がいかない青年はさらに講義するも課長に口を塞がれ、「くだらないことをいうな。ここにいる社員たちは社長のおかげで生活できている。他の人とは価値が違って優遇されて当たり前なんだ。」
「社会とはそんなものでお前の変わりなんて他にいくらでもいる。ここで社長に歯向かってみろ
日本に帰ったらお前は一生窓際だぞ、いやだろ?お前も悔しければ出世しろ。仕事しろ。会社のために◯ね」
とまで言われ、口止めされます。
唖然としながらも
と1人仕事をやっていると、そこでまた堀江さんの姿が….。
ドラえもんみたいに困ったり落ち込んでいたら現れてくれますね笑
そう言われ面食らう青年に堀江さんは「よし、ついてこい」と外につれていくと
そこには分解したコピー機で作った台車の上に木の実が沢山。
何が起こるか分からないし、新しい発見や成長もできる。
きっと毎日が楽しくてしょうがない生活が待ってるぞ!
まぁいいや、ほろ食え
と言われて果実を手に取るも
俺は毎晩10軒レストランをハシゴするグルメだ。
この果実は食べたことがあるし上手いぞ
ディナーは1日1軒。会食は1日に1組。ライブは1日に1会。
そんなつまらない常識誰が決めた?
常識なんて無視してワクワクする事があれば、徹底的に愉しめばいいだろ。
お前はワクワクする事とかなかったのか?
そう言われて青年はハッとします。
結局どうせ無理だろって常識が邪魔して…夢を諦めたんだった…
と自分のこれまでを振り返って考える一面。
そして齧り付いた果実の美味しさに感動しながらも
と想い改めますが、堀江さんはさらに話を続け
もっと猛烈に濃厚に生きるためには….
365日をどれだけ効率よく生きていくかだけを考えればいいのに….
寿司屋の修行なんて意味がない!
自分の時間を生きるためには無駄な時間を排除して効率よく生きろ。
1つの仕事をコツコツやる時代は終わったんだ。
3つの肩書きでお前の価値は1万倍にもなる
1日に10件なんて、とんでもないですよね笑
1件で1品ずつ食べてお腹一杯、近くの店を回っても1時間は掛かりそうです…。
しかし、ここで堀江さん自身本当に1日10件の店を回っているかはともかく、人はいつの間にか固定概念で様々なことを決めてしまっています。
会議は1日に1時間、会食は1日に1回、デートは1日に1人…笑。
しかし、そんな常識は勝手に決めただけでそうしなければならない根拠などなく、人生を濃密に生きるためにはそんな常識は邪魔でしかない!ということを伝える意味があるようです。
次から次へとハシゴして出来るだけ短時間に色々な経験を身につける。
人は常識に縛られて平均的な生活をしていると、平均的な仕事しかできなくなります。
つまり、如何に効率的に多くの経験を常識に縛らせずにするのかで他の人がいけない高みへといくことができるのではないでしょうか。
何かに集中するときや、情報をインプットする時は、とことん詰め込んでやった方が効率がいいです。
しかし、多くの人が意味のない制限を自ら設けて平均的にしてしまうの良いという考えを押し付ける人がいます、
あなたは自分で自分に制限をかけて平均的な量の仕事をしていないでしょうか?
何かを極めたければ、ストッパーを外し、限界を越えて詰め込むようにしていきましょう!
今やっている仕事の内容は本当に必要ものなのか?
そして、あなただからこそできる仕事なのか。
もし知り合いに「その仕事は楽しい?」と聞かれて楽しいと答える人の方が圧倒的に少ないでしょう。
1度こういった自問自答をしてみるのは良いと思います。ほとんどの人が、この多動力に出てくるサラリーマンのように流されるようにサラリーマンになり、それが当たり前だと考えてしまっています。
意外と人に言われないとこういった事って自分で考えたりませんよね。
そして、「いいえ」という結論でもし出たとしたら、その仕事を断る勇気、あるいは将来的に自分の心からやりたいと思える仕事を選ぶことはあなたの人生を豊かにすることになるはずです。
人は失敗して後悔するよりも、何も行動しなかったことの後悔への方が2倍悔やむと言われています。
上司の命令だから仕方がない、誰かがやらないとみんなに迷惑がかかるかもしれないなどと思い込んでやる仕事は、生産性もなく無駄な作業になることが多いです。
無意味な仕事
割に合わない仕事
生理的に合わない仕事
嫌な仕事は断りやらないことを決めた時、本来進むべき自分の人生を生きることができるはずです。
「それだと食べていけないじゃないか!」と思う人もいるでしょう。
しかし、仕事はいくらでもあります。
学生やフリーターがサラリーマンが「ブラック反対!」という活動や吉野家の「牛丼並盛り1杯無料」で行列が出来たなど耳にしますが、「お金がない」「仕事がない」と愚痴をこぼしながらもどれだけ暇なんだと感じてしまいます。
バイトの条件が気に入らなければサッサと辞めて、より良い条件のバイト先を見つければいいですし、時給換算してみるとかなり無意味な行動と時間の使い方ですよね。
この仕事をしなければ食べていけない
これしか仕事がない
と思い込んでいるみたいですが、仕事なんていくらでもあります。
みんながブラックな会社をやめてしまえば、ブラック起業など存在しなくなります。
いやいや働いている人がいるからこそ、いつまで経ってもなくならないという現実になってしまうのだと思います。
嫌なら辞める。この勇気を持てば間違いなく今までない新しい人生が動き出すはずです。
例えばですが、寿司職人になるのは昔であれば親方に弟子入りして何年、何十年も修行することが必須でした。
それは、インターネットなど情報を伝達するものが限られていたからであって、今と違い昔は酢飯を美味しく作る方法や魚のうまさを最大限引き出す方法などはプロの職人街は知らない情報でした。
もちろん、彼ら親方達も弟子以外には門外不出でしたでしょう。
しかし、10年経ちインターネット普及し、情報が出回るようになった今では、授業料さえ払えば、に僅かな時間で寿司職人なれる専門学校が開設されましたし、個人の創意工夫で魚を美味しくする方法や捌き方などは簡単に知ることができるようになりました。
さらに言えば、機械が勝手に握ってくれることによって人件費を省く起業も出てくるほどです。
正直、よほどのグルメでない限り機械と人の握った寿司の見分けなど食べても分からないのではないかというレベルです。
何十年もかかって1つ1つ積み上げられるものと同等の情報、技術を手に入れることができるのならどう考えても選ぶのは後者でしょう。
実際にそうやって一流の寿司店を作った大阪の「鮨 千陽」という店もあるそうです。
また、多動力を読んだ内容には、プログラマーの世界の「車輪の再開発」という言葉で上手く伝えられていた内容もありました。
これは、すでに車輪という便利なものがあるにも関わらず、一から車輪を開発するという時間と労力を表した言葉ということらしいです。
インターネットで情報を何でも知ることができるように鳴った時代ですから、「車輪の再開発」のような愚を犯す必要はありませんよね。
今の時代に求められるのは情報ではなく、行動力です。
自分の価値を上げるというのは、言葉で表す以上に難しいですよね。
日本には、「色々なことには手を出さずに一つの仕事に専心するのが正しい生き方だ」とする妄想が未だにはびこっていますが、ほとんどのビジネスパーソンは「営業」「経理」「システムエンジニア」といった1枚の名刺で人生を終えます。
しかし、よく考えてみてください。
そんな〇〇一筋という人材はいくらでも代替がいくらでもいて、あなたの価値を上げてくれるでしょうか?
代わりがいるから給料が上がらないのも当然でしょう。
ではそうすればいいのか?
今回読んだ多動力では、元リクルートの藤原和博さんという方の「レアカードになる方法」が紹介されていました。
それは、まず一つのことに1万時間(1日6時間で5年)取り組んで「100人に1人の人材」になります。
これは誰でもできることでしょう。
今のあなたがついている仕事などがそうである可能性が高いですね。次に別の分野で1万時間没頭すれば「100人に1人の人材」になります。両方兼ね備えた人材は100×100で1万人に1人の逸材になるということです。
さらにもう一つ加われば100万人に1人の逸材になります。
そうすれば、誰かに取って代わられることになどなくなりますし、給料だって上がるはずです。
僕ならブログを運営して投資を行っているので「ブロガー」「投資家」という肩書き。
つまり、1万人に1人の逸材ですね笑
意外と僕ってまだまだですね…。
しかし、今の目標である漫画化が叶えば100万人に1人の逸材です笑
そこまでいくと自分で満足してしまいそうです。
ただ、もし仕事で掛け算する時には「医者」×「弁護士」のようにかけ離れた分野の方がより希少性は高まります。
医者と弁護士は凄い二刀流ですね笑
堀江さんが中心として書かれた多動力漫画版の重要なところを抜粋して紹介しましたが、これを読んであなたはドキッしませんでしたか。
紹介した内容で社畜という言葉がありますが、こういった言葉はある意味で間違いではないのかもしれません。
漫画では会社に飼いならされた豚のような表現になっていますが、違いがあるとすれば社畜と家畜の違いはなんでしょうか。
会社で働くのは生きていくために当たり前という常識に囚われ、そこから何もしなくなるというのは日本人の悪い癖のように感じてしまいます。
会社に働くことは悪くないですが、やはり働きながらも自分自身の実に結び、力になるものがあったほうがいいですね。
会社で働いているサラリーマンは多動力という言葉通り、是非この本を読んでみて何かを変えたいと思うきっかけにして頂ければと思います。
依存は厳禁!そして、常に新しいことに挑戦していけるようにしていきましょう。
どう考えても、何も行動しなかった後悔よりも挑戦した後悔のほうが遥かに人生を謳歌できるはずです。
それではここまで読んで頂きありがとうございました!
ちなみに必死に働いていた時の僕の話も漫画で実は作ってたりします笑
良ければこちらも是非読んでみてください笑
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