チャートを印刷した分析はFXで役立つのか?紙媒体分析のメリット・デメリット

どうも、HAKUMAです。

 

FXでは将来の価格を予測しながら取引することで、差額で利益を得る投資です。そのため、値動きの予想で利益を上げるためには予測精度を上げる必要があります。

 

ただ、予測精度を上げるためにトレンド系指標である「移動平均線」や「ボリジャーバンド」、市場参加者の買われすぎ売られすぎを表すオシレーター系指標の「ストキャスティクス」「RSI」など、色々な分析ツールを使って日々検証や予測を繰り返しますが、予測精度を上げる方法としてチャート画面を印刷して勉強するという方法があります。

 

パソコンの画面に目印を付けながら過去のチャートを分析する人も多いですが、印刷したチャートを見ながら勉強するのはどのような学び方で役立てる事が出来るのか?今回の記事では、印刷してチャート画面でFXの分能力を上げる方法についてお伝えしたいと思います。

 

FXでチャート画面を紙に印刷して見直していると言う人は、ぜひ参考にしてみましょう。

 

紙に印刷してチャートを見て勉強する方法

FXでは、今の価格と比較して将来の価格がどのように推移していくのかを予測して売買します。そのため、「上がるか?」「下がるか?」といういう2択なので、難しくエントリーを悩む必要はありません。

 

しかし、根拠なく「取り敢えず上がりそう…」という理由で売買していては、一時的に利益を出せるかもしれませんが継続的に安定して利益を上げることができるかというと非常に難しくなっています。そのため安定した利益を得るために予測精度を高めることが重要ですが、そのためにはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を最低限身につけておく必要があります。

 

この2つの分析手法を使いこなす勉強方法としてチャートを見るという方法が考えられますが、具体的にどのような分析方法なのか?2つの分析方法からチャートを見直すことで分析可能なのかを見て行きたいと思います。

 

テクニカル分析

テクニカル分析は、過去の値動きから将来の値動きを分析する方法でローソク足などのパターンや分析するために指標を使って分析していく方法です。

例えば、経済指標が発表されていないのに大きく動いていた場合には、このテクニカル的な要因が原因で相場の流れが変化したと考えられます。

 

テクニカル分析の種類は多く、ほとんどがチャート画面に補助線が引かれるようになっていますが、もしも紙媒体で分析する場合、気軽にこの指標で過去の値動きを確かめたいという際には手間が発生します。既に指標も合わせて印刷している場合には、定規やペンがあれば用意でしょうが、指標の計算式を考えて直接自分で引いていくとなるとかなり大変な分析になります。

 

ただ、テクニカル指標を早く覚えたい人や、分析を丁寧に行っていきたい場合には非常に成長速度は早くなっていますので、試しに一度やってみるとヒントや勉強の意味が利益につながるはずです。

 

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析は、通貨を発行している国の経済情勢を読み取り、将来動くであろう値動きを予測する分析の方法です。国の経済情勢を把握するためには「経済指標」と呼ばれるものがありますが、これは国の経済状況を把握するためにその国が定期的に発表している指標です。

雇用統計やGDP(国内総生産)などが代表的ですが、中長期で影響を及ぼす金利の発表などは必ず確認しておきたい内容です。例えば、国の雇用統の結果が予測よりみ高い場合には、国の景気が良いと判断されてその国の通貨が買われる要因になります。

 

また、テロや紛争などの地政学のリスクが上昇した際には、リスクが低い通貨が買われ始め、リスクが高い通貨は売られる傾向があります。しかし、ファンダメンタルズ分析をするためには、紙媒体で書くにするためには長期的に値動きを分析しなければ分析が難しいため、短期トレーダーには不向きな勉強法になっています。

 

ただ、中長期で分析を見ていくと、重要指標発表後や要人の発言後に流れが変わっている部分があるため、どのような要因で動いたのかを調べてメモに残しておくことで、通貨ペアでの癖をつかみやすくなります。

 

チャートを印刷して紙で勉強するメリット

紙に印刷したチャートを使って、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を勉強する場合には、メリットもあればデメリットもあります。

これを把握しておかなければ、分析に時間を取られてしまう可能性もあるので注意しておきましょう。

  1. 簡単に線を引いてメモを残せる
  2. 紙に残るので自分の弱点を把握しやすい

簡単に線を引いてメモを残せる

パソコンやスマホでのチャート画面で線を引くことも可能になっていますが、パソコンが苦手と言う人の場合には迷う心配がないため紙に印刷してチャートに線を引いたり書き込んだほうが楽だという人もいます。また、そのほうが覚えることが出来るという人もいるでしょう。

 

人は五感を使ったほうがより効率的に知識を身につけることができるので、パソコンやスマホといった視覚しか使わないものに比べると格段に知識の吸収は早くなります。

 

紙に残るので自分の弱点を把握しやすい

パソコン画面に線を引いたり、画像を残しておくことはできます。しかし、そうなると手軽さから1枚1枚の分析が雑になったり、自分が苦手とするチャートパターンとして残しておいた画像がどこにいったかわからなくなったりと、見返すことで得られた情報の場所がわからなくなります。

 

また、自分の弱点がわかったとしても、メモや線自体は引けますが整理次第で非常に探すのが困難になりますので、気軽に確認しようとしても情報の把握が難しい場合があります。

 

なぜ成功して、失敗したのか?というコメントを残していくことに関しては、紙のほうがファイルやクリップで止めることができるため、ひと目で把握することができます。

 

紙でチャート分析をするデメリット

印刷したチャートを見ながら勉強するのは、実際に簡単に線を引けたり把握が楽になるので、見返すことがしやすいというメリットがありましたが、デメリットもあります。

  1. 時間がかかる
  2. コピー機が必要
  3. まとめるのが大変

時間がかかる

印刷したチャートを見ながら勉強するため、相場分析の見直しや売買の役立てることは可能です。しかし、印刷して分析して行うため、時間がかかりリアリタイムの分析には不向きといえます。チャートを印刷している間にも、新しい価格は刻まれていくため分析してすぐに売買するにはすぐに新しい分析が必要となることが多くなっています。

 

そのため、今見ているリアルタイムのチャートを分析するためにはパソ音でチャート分析することが一番便利です。

コピー機が必要

チャートを印刷するためにはコピー機が必要になりますが、最近では安くコピー機を購入することがdけいます。ただ、コピー機がない場合には新しく購入するかコンビニで印刷することが必要ですので支出が発生します。

 

 

また、チャートを印刷して勉強するためのコピー機では、コピー用紙やインク代も必要なため、パソコンで見る場合に比べると無駄な作業と時間、また出費が必要になるので注意が必要です。

 

まとめるのが大変

チャートを印刷して勉強することは継続していくことが意味があります。

しかし、紙の枚数が多くなれば管理が大変になりますし、面倒くささから途中でやめてしまうとそれまでの苦労の意味がありません。

 

そのため、継続して見返すことができるようのファイルなどにまとめておくようにしましょう。まとめたり、細かい管理が得意ではない人はあまりオススメできない勉強方法になります。

 

まとめ

チャート画面を紙に印刷して見直し、分析するというのは誰でも一度は思いついたことがある方法ではないでしょうか。

 

ただ、予測精度を貯めるための方法としては、リアルタイムの値動きを追う短期・中期では不向きです。これらを勉強するうえではパソコンやスマホに線を引いたり、ファルダに別けてメモを残しておくことで充分です。ただ、紙に印刷して分析するほうが覚えやすいというのも事実ですが、長期的に運用や早く分析方法を覚えたい人は一度紙に印刷して分析してみると大きく成長できます。

 

ただ、アプリやスマホを使う際、慣れていない人の場合には使いこなすまでに時間がかかる場合もあるので、チャートを印刷する方が手っ取り早く勉強の効果が期待できます。

多少のコストは掛かりますが、自分にあった勉強方法で初心者のうちは早く知識を吸収して役立てられるようにしていきましょう。

HAKUMA