どうも!HAKUMAです^^
FXや先物など金融商品には、様々なリスクが付きまといます。
それは、自分の資産を失うということを除き、必ず付与されるリスクであり、時にそのリスクのおかげで大きな利益になる場合もあります。しかし、取引項目関係なく、金融商品には「価格リスク」「金利リスク」「為替リスク」「信用リスク」「流動性リスク」の5つが存在しています。
この5つのリスクは、金融商品を購入し、投資で利益をあげていくと思っている人にとっては、切っても切れない問題です。しかし、FXなどで稼いでいきたいと思う人のほとんどが、メリットばかりを気にしてデメリットとも呼べるリスクをしっかりと理解していない人が非常に多いように思えます。
僕が初心者の頃はデメリットも滅茶苦茶調べました笑
その当時は「損失が借金になるかも!?」なんて勘違いをしていたので、
負けられないという想いが強くあったためです。
リスクやデメリットばかりを見るというのは、誰だって嫌ですがしっかりと自分の資産を運用するに当たっては網羅しておく必要性があります。
今回は、FXに限らず金融商品に全般に言えることなのですが、金融商品をリスクと分類方法に分けて説明していきたいと思います。
あなたの資産がどのようなリスクを負いながら運用していくことになるのかを、しっかりと理解しておきましょう。
目次
価格リスクとは、価格の変動によって資産が影響を受けるリスクのことです。
株式は勿論のこと、株式を組み入れた投資信託、さらにはETF、ミニカブといった株式に関連する金融商品や、REITのような不動産に関係する商品、金などのコモディティなどにもこの価格リスクがあります。
この価格リスクについては、誰もが認知しているものでしょう。
価格が普遍的に変らないものというのは存在しないのですから。
金利リスクとは、市場の金利の変動によって債券の価格が変動するリスクです。
FXなどの外貨為替では、金利の変動によって長期的に値動きが上下する可能性もありますので、長期的に運用を行うには、ある意味最適になりますね。
ちなみに債券などの価格は、市場の金利が上昇すると下落し、金利が下がると下落します。
こちらの為替リスクは外貨証拠金取引(FX)をやっている人なら理解できると思います。
為替リスクは、外貨建ての資産が持つリスクです。
ドルやユーロといった外貨建ての株式や債券などを保有刷る場合、為替レートの変動によって円ベースで見た資産価値に影響が発生します。これが為替リスクになります。
ここまで説明した3つのリスクは市場の変化によって価格や金利の変動することによるリスクであり、マーケットリスク呼ぶことができます。一方の信用リスクと流動性リスクは、これらとは少し種類の違うリスクです。
FXをやっている人であれば、1番影響を受けるのが早く、値動きから俊敏に経済要因があったのか逆算することが出来る点はあるので、FXを取引されているひとであれば、しっかりと情報を確認するのが重要になります。
信用リスクは投資先の企業や国などが破産してしまい、投資した元本が全額戻ってこないリスクです。
株式投資は基本的に、投資先の信用リスクを取りながらリターンを狙う投資ということができます。また、債券に投資をする場合でも、投資リスクは存在します。
FXであれば、通貨。株であれば企業。
投資先によって変わりますが、為替であれば国が破産しない限りは大丈夫ですし、株であれば大手企業に投資していればよほどの事がない限りは安心でしょう。
しかし、債券でも国債は比較的信用度の高い投資対象ですが、ギリシャのような履行不履行になり、債券保有者の市場が損失を被るということもなくはありません。
流動性リスクとは、売りたい時にすぐに売れないリスク、あるいは売れたとしても大きく値段が下げなければ、売れなくなってしまうなリスクです。
どういうことかと言うと、金融商品はいつでも売買できるものが多く、流動性リスクは低いと言えます。
逆に、不動産のような実物資産は売買コストも高く、取引に時間がかかり、流動性リスクが高いといえます。
資産設計とは、これらの5つのリスクの中から効率的にリスクを取り、その見返しとして市場からリターンを狙うことです。ただし、どんなリスクでも取ればいいというものではありません。意味のあるリスクを取らなければ、単に投資の危険性が高まるだけとなってしまいます。
1番素人の人が気にされる点といえば、勉強などで理解できるようになる為替リスクや価格リスクなどではなく、流動性リスクでしょう。
どれだけ利益になったとしても、資産を現金化ですることができなければ意味がありません。
為替取引などは、基本的に流動性が高いマーケットであり、流動性リスクは低いと言えます。
金融資産は流動性リスクを取らないのが原則ですが、実物資産への投資では流動性リスクをとることによって、リターンを高めることもできます。
投資する対象によってどのリスクを取るかは変わってくるのです。
仮想通貨などは、その点でいえばかなり流動性のリスクが高くなりますので注意しておきましょう。
価格リスク・金利リスク・為替リスクとしてはマーケットリスクとして分類できます。
つまり、市場において取引されている株価や金利、為替といった日々変動する数字によって発生するリスクということができます。
これらのリスクのコントロールが資産設計の最も重要なリスク管理ということになります。
マーケットリスクの管理は、商品別にどのようなマーケットリスクを伴う商品なのかを分類し、全体のリスクをとらえるという方法が現実的です。
金融商品を購入する際のリスクを5つ説明してきましたが、投資であれば必ずリスクを背負うことになります。
しかし、 投資知らないことにより資産を円でしか持っていないというのも、資産を形成していくという観点から見ると非常に危険になります。
素人から既に資産運用を行っている人まで、流動性のリスクが気になるところでしょう。
仮想通貨などは流動性のリスクが高いばかりに、ハッキングされたNEMで現金化出来ないという問題が起きましたし、その通貨を保証するものがありません。
逆に為替であれば、国が財政破綻しないかぎるは安心できますし、10年や20年という歳月で日本が破綻するとも思えませんので、僕は為替を中心とした資産の構築が1番いいのではないかと思います。
もちろん、株式であれば取引出来る時間がかなり限られているのもありますが、
為替であれば24時間動いているので、時間がないひとでも長期的な視線で資産を形成しやすいというのがあります。
5つのリスクも知らないで運用するのではなく、しっかり理解したうえで細心の注意を払いながら運用していけば、リスクになりえません。
今の時代に求められている資産構築の方法は、実践よりも準備の方が大切なのかもしれませんね。