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FXで人気の自動売買(EA)の特徴からみるメリット・デメリット

どうも、HAKUMAです。

 

FXをしている人の中には、「自動売買は勝てるのか?」「自動売買ってどうやれば使えるの?」といったことが気になっている人も多いと思います。

 

僕の売買方法の1つに自動売買がありますが、自動売買は勝手にシステムが取引を行ってくれるので、通常の裁量取引と比べると時間の拘束がなく、寝ている間にも取引を行ってくれるというメリットがあります。ただ、自動売買にはメリットだけではなくデメリットもあり、適当に初めてしまうと失敗する可能性もあります。

 

そのため、今回の記事では自動売買の種類とメリット・デメリットについて解説していきたいと思います。

 

FXの自動売買とは?

そもそもFXの自動売買を知らない人もいるかもしれないので、自動売買について説明したいと思います。

自動売買は、プログラムを用いて売買を自動的に行わせることで、トレーダー自身が取引を行なわくても取引で利益をだしてくれます。

 

システムトレードやEAといった呼び方をされることもあり、メンタルに関係なく注文や決算といった取引を行ってくれるので初心者やメンタルが原因で負けてしまう人にもオススメです。

 

自動売買の2つの種類

自動売買と一言でいっても、売買方法や特徴の違いから2つの違いがあります。

  • リピート注文型
  • 選択型自動売買

この2つは基本的にプログラムを用いて自動的に売買するというのは同じですが、特徴の違いがあるので説明したいと思います。

 

リピート型の自動売買

リピート型の自動売買は、一定のルール通りの注文を繰り返していく方法の自動売買です。

例えば「50pips上昇したら買いで注文をいれて50pips上昇したら売り注文」といった形の注文です。こまめに売買を繰り返し行うのが特徴で、一定幅を上下するレンジ相場では、リピート型の自動売買であれば細かい値動きでも利益を狙うことができるので、投資家自身が売買をしなくても利益を大きく得るチャンスを多くなります。

 

選択型自動売買

選択型自動売買は、システムを提供するFX会社が用意したものが多く、そのアルゴリズムに従って売買を行ってくれるというものです。基本的には証券会社提供している取引プラットフォームに組み込まれていることが多く、MT4やMT5といった自身が作成したものやカスタムで作ったものでは利用できない特徴があります。

 

そのため、選択型の自動売買では自分や他の人の売買を自動で行うのが不可能という特徴があります。

 

FXで自動売買を使う2つのメリット

FXで自動売買を利用することで様々なメリット得ることができます。

単純に人の手では再現が難しい売買や何もしなくてもいいと言うメリットもありますが、次は自動売買をFXで使うことで得られるメリットについて3つ紹介していきたいと思います。

 

 

メリット①「売買時間を減らすことができる」

自動売買では、あなたが寝ているときも働いているときも自動で取引してくれます。

そのため、24時間365日取引をずっと行ってくれるので、取引する時間があまり確保できなくても、問題なく取引で利益を得ることができます。

 

チャートをずっと見続けるというのは、人によって精神的に苦痛に感じる人も多く、それが毎日続くと慣れば仕事に集中できなくなることも考えられますが、自動売買を使うことで決められた売買をずっと行ってくれるため別の投資へ集中したり、好きな時間に外出したりと売買の手間がなくなります。

 

メリット②「メンタルが関係ないので損益が正確に出る」

本来人の手で取引する際には「勝ちそうな状況」「負けそうな状況」を見ているので、損益が気になってしまいます。そうなれば、損失を確定したくないという感情から損切りが遅くなったり、利益の確定が遅れる場合が多くあります。

 

しかし、自動売買ではそういった感情が入り込む余地がないため、メンタルコントロールの必要がありません。ルールをひたすら守りながらも、淡々と指示された売買を行ってくれるので、初心者でも継続した利益を出しやすくなっています、

 

感情が原因で負けてしまうというのは、取引になれた中級者に多い傾向です。そのため、自身の取引は勝てる確信があるが、メンタルが原因で負けてしまうと言う場合には、自動売買であなたの取引を再現させるのもいいかもしれません。

 

FXで自動売買を使う際の3つのデメリット

自動売買では、良いことばかりではなくデメリットも存在しています。

これはやり方次第で改善することができますが、実際に自動売買を使っても安定的に勝てるようになるためにも、自動売買のデメリットを知っておきましょう。

 

デメリット①「勝てる売買方法を指示させなければ負ける」

自動売買は、プログラムによって売買方法を自動的に行わせるものです。

言い換えれば、再現させる売買方法が勝てるものでなければ利益は発生しないということです。例えば「移動平均線の短期と長期がクロスした」という条件のもと売買させると、いずれ騙しに引っかかったり、取引金額によっては手数料が多くなって利益になりづらくなります。

 

レンジ相場で頻繁にクロスすれば、さらに売買が大変なことになるでしょう。このように自動売買では、売買方法を自動的に行わせる、つまり再現させるため、勝てる売買方法ではなく損失のほうが大きくなる手法を再現させても勝てないというデメリットがあります。

 

もちろん、このデメリットは勝てる売買方法を再現させれば問題なく解決しますが、取引金額によっては最終的に負けてしまう可能性もあるので、取引金額にも着目しておきましょう。

 

デメリット②「プログラミングによって一部売買が再現されないことがある」

自動売買はプログラムによって売買方法を指示させますが、中には一部の売買がプログラミングによって止まってしまうことがあります。これは検証期間が短いと発見することができず、売買を行っていくうえで発見した際には損失とともにミスが有ることに気付くことになります。

 

これも開発者次第で問題が発生しませんが、それでも原因が分からない発生の仕方をする場合には実際にその問題が発生する状況がくるのかなりあとになり、発見が遅れるということもあります。

 

一見自動売買ときくとプログラミングで指示された事を完璧に行ってくれそうですが、こういったミスも考えられると覚えておきましょう。また、実際に売買手法を自動売買を繰り返し行なわせることで売買ルールの弱点を発見することが出来る場合もあります。

 

自動売買を使う際には、その手法がしっかりと再現されているのかプログラミングのミスや問題についてもデモ取引などで試すようにしましょう。

 

デメリット③「ファンダメンタルや急激な動きに弱い」

自動売買は、決められた条件が揃えば売買を開始します。

しかし、これは経済指標や要人発言といったファンダメンタルによる動きに弱く、急激な値動きが発生した際にも条件を満たせば売買を開始してしまいます。

 

これでは、いくら安定したとしても1回大きな値動きで損失が膨らんでしまった際に負けてしまう可能性もあります。この弱点は損切りの値幅を少なくすることで解決することが可能ですが、その分利確する値幅を小さくしなくていけないため、大きく稼ぎたいと考えている人は不利な状況だと理解しておきましょう。

 

ただ、自走売買に関わらずFXでは損小利大が基本ですので、その点を忘れずにFXでは自動売買で使いましょう。

 

まとめ

今回の記事では、自動売買の特徴とメリット・デメリットを紹介しました。

おそらく自動売買について分からないという人も、自動売買がどういったものなのかは理解できたと思います。自動売買は活用できれば大きく取引において利益を出せるだけではなく、不労所得に近い自動的な利益の発生もすることができるので非常に便利です。

 

しかし、その反面で勝てる売買方法とプログラミングによっては再現が難しいという点も問題として挙げられます。もちろん、これは投資家とプログラマーの腕次第になりますが、8割は負けていると言われているFXの世界ですから、勝てている人からさらにプログラミングで自動売買にするというと、かなり少ないはずです。

 

初心者には最適な自動売買ですが、そういったデメリットを理解しつつ、是非自動売買を使った利益を上げられるよう売買方法を安定させ、プログラマーに依頼してみてもいいかもしれません。

 

一度自分の売買を方法を自動化させると利益を出るのか?今後の取引のためにも一度立ち止まって考えてみましょう。

 

HAKUMA