どうも、HAKUMAです。
多くの人が資産運用に乗り出している昨今ですが、現金のまま保有している人もしれば一部の貯金や給付金を使ってという人もいます。
もちろん、お金を眠らせておくだけよりも素晴らしいお金の働かせ方です。そして、そういた少額で少しずつ資産を増やしていく方法として人気な投資に積立て投資がありますが、まとまった資金がある人の中には別の投資をしたほうがいいのではないか?
という事で悩んでいる人も多いのではないでしょう。
というのも、10万円と100万円では同じ月利でも10倍利益が違うので、単純に少しずつ運用していくよりリスクを抑えた一括投資をしたほうが魅力と感じているひとも一定数います。
今回の記事では、「積立て投資」と「一括投資」のどちらを選べばいいのかをお伝えしていきたいと思います。
「少額でチマチマ運用するのは性に合わない」という人もいれば、年齢的に「貯金額はそれなりにあるが積立てる時間がない」という人も多くいます。
今まで貯金していたため預金額は大きいものの、老後を見据えてるこのままで足りず、かといって少額の運用では間に合うか分からない。40代以上に多いのがこの悩みです。
今まで貯金一筋で資産を形成した結果、少額投資するには時間と眠ったお金が大きくなりますし、かといって一括投資も投資経験がない人からすれば怖いはずです。
ここで考えたいのは、ある程度のまとまった資金がある人は毎月少しずつ積立てる積立投資には向かず、むしろ現金を一度に投資する一括投資の方が有利になるのか?ということです。
積立投資というと少額から始められるということで、大きく現金を持たない若い年代や子育て世代が教育資金のためにというイメージの人が多くいます。
そのため、ある程度の資産がある人は、一括投資の方が良いという判断に至ることが多くなっていますが、実際はどうなのか。
次は大きい資産を積立て投資で運用した場合を例に考えてみたいと思います。
例えば、試しに大きい金額を積立て投資したとします。
現金2000万円を元本にした場合、毎月10万円を積立てると16年6ヶ月の間積立て運用が可能になります。
これをほとんどの人は長期運用と捉えるかもしれませんが、時間と共の増えていく資金に対して銀行に眠ったままの資金も16年は動かない状態です。
もっと詳しくいえば、1年で120万円ですので、残りの1880万円はまだ銀行に預けたままですよね。
これでは眠らせているので資産形成としては、やや上手く運用できていない状態になります。この時間を無駄を無くす際には、一括投資の場合には全額を同時に投資に充てる形になるのでリスクが高まりますが、インカムゲイン、利息、賃貸収入などの投資先で得られる利益を短期で享受しながら複利効果の恩恵を得ることが可能です。
そのため大きい元手がある場合には、積立て投資よりも一括投資の方が効率が良いということになります。もちろん、いきなり大きい金額に運用するにが気が引けるし、万が一の事を考えると余裕がほしいという人なら、積立てでもいいでしょうが、最も効率よく運用する場合には金額によって変わるとおぼえておきましょう。
ただ、一括投資に関する運用で最大のデメリットは大きな損失が分散投資に比べると発生しやすい点です。
そのため慎重な判断が求められますので、投資先を選ぶ際にまずは家族や将来について明確に考えておくことが重要です。
ある程度将来に必要がお金は予測できると思いますが、それを現状の収入と家計状況でカバーすることは可能でしょうか。
もしもカバーすることば難しい場合には、投資元本とは別の余剰資金はありますか?
そういった元本と別の余剰資金がない場合には、投資元本に充てる予算を見直す必要があります。
一方で積立て投資の場合には、投資の予算として用意した資金に対して分散して投資していくので、全額すぐに投資元本になるのではなく、大半が預金のまま寝かせる状態になるものの、万が一の安心感や保険として役立ちます。
また、積立投資は途中で積立額を増やしたり減らしたりすることもできるので、積立て元本として準備していた資金を他のライフイベントの予算に回すと投資元本に当たる金額が減ってしまう状態になりますが、逆にいえば家計に余裕ができれば新しい投資予算として組み入れ、積立額を増やすという選択肢も取ることができます。
このように積立投資の場合には、投資元本に充てる元金のコントロールが可能になるので、ある程度の不安が残る人や大きいイベントが控えている人は積立投資と一括投資のどちらにするかを考えて直して決めましょう。
一括投資も積立投資も基本的には長期的な運用が前提だという基本をわすれないようにしてください。
基本的に短期的に運用する場合にはリスクが高くなるだけではなく、一時的な景気後退に引きずられた大きく下がる場合もあります。そうなると、額面上は減ったと焦り損切りした結果、その後の回復で損切りした後に値段が戻って損だけするような事態になりかねません。
投資と聞くと安全か、高い見返りの両極端になりがちな思考が多くなっている人がいるので、投資は長期なスタンスと考えて一括でも積立てでもリスクを抑えたポートフォリオ構成にしましょう。