どうも、HAKUMAです。
前回の記事(ファンダメンタルズ分析のために知っておく必要がある経済指標の3つの分類)で、数多くある経済指標を「先行指標」「一致指標」「遅行指標」の3つに分類し、経済指標に合わせた短・中・長期の取引で利益をあげるためのファンダメンタルズ分析の基本をお伝えしました。
ファンダメンタルズ分析は経済指標から国の経済状況や景気を読み取り、資金を投資する際に重要になる分析方法です。指標の数は多いですし、色々な数字を見ていると金融情報のような難しさを感じてしまうため、初心者投資家は、ついつい後回しにしてしまう傾向があります。
今回は、3つに分類した経済指標の中でもさらに細かい1つ1つの経済指標を分析する際、どういったポイントを見ていけばいいのかをお伝えしていきたいと思います。
目次
あなたは5W1Hという用語をご存知でしょうか。
これは、相手物事をわかりやすく伝えやすくするために
と考えて伝わりやすいようにする情報伝達のポイントのことですが、これは自分自身が知りたいことがある事を理解しやすくするのにも役に立ちます。
1つ1つの経済指標に目を通した時に、どういった点を見ればいいのか分からない。
何を意味するのか?どのように動けばいいのかいいのか?
などを知りたい情報に当てはめることで理解しやすく、また整理していくことが可能です。
では、経済指標をこれに当てはめるとどうなるでしょうか。
影響力が強い経済指標だとしても、既に発表が終わっていたり、発表までかなりの時間を要する場合は、見ているチャートや取引に関係しないものも多くあります。
あなたが取引している期間によって変わるかもしれませんが、
影響を及ぼす可能性がある時間を把握して事前に確認してください。
まずは取引前に確認というのが確実だと思いますが、長期的に同じポジションを保有する場合は先の経済指標も確認しておいたほうがいいでしょう。
経済指標の発表というのはいきなりされるものではなく、毎月発表されるものが既に決まっていますよね。
また、経済指標の発表時間などが記載している証券会社やサイトも多いため、
発表時期や時間というのも細かく知ることができるはずです。
情報が記載しているサイトによっては、細かいデータがないサイトや週間ごとにしか見れないものもありますが、指標の発表は投資を行ううえで確認しなくてはいけないものです。あれもこれも細かい指標まで見ているとキリがないので、あなたに取引している通貨や重要だと思う指標がわかりやすく載っている情報元を見つけておきましょう。
経済指標の確認をしない人も多いですが、その国の経済情報を確認する術の1つして指標を確認するのは当然です。意外に価格変動しなさそうな指標であっても、投資種類によっては投資戦略の重要な情報になったり、将来的に投資候補の期待値として高くなる可能性に繋がります。
なので、最低限あなたの投資先に関係している指標は把握することからでもいいので考え見てください。
必要最低限の指標で投資先の将来の予測に役に立つことはあり、経済指標を知るということは世界を知るということでもあります。
経済指標の何を見るのかというのが分からないからこそ、ファンダメンタルズ分析疎かにしてしまっている原因だと僕は思います。
初心者投資家やファンダメンタルズ分析をしてこなかった投資家が最も知りたい部分というのは、この指標どの部分を見ていくのかということではないかと思います。
率直に言ってしまえば、指標の意味することをまずは見ていきます。
「販売数の増加(減少)」
「債務残高がGDP比で増加している(減っている)」
「景気感が上向き(製造業が好調)」
などというような感じです。
ほとんどの経済指標を確認できるサイトでは、グラフや数字で記載されていますので、その指標の数値が上昇しているのか下降しているのか。そして、前回の発表で為替変動はどの程度のあったのかなどを確認していきます。
もう少しその指標について知りたい人は、経済指標の名前を検索すれば数値の基準や良い時と悪い時の差が分かるはずです。
指標の情報というのは、当然その国の雇用者数や失業数。
そして、企業業績など様々ですが、株式などで投資している人であれば、指標によっては職種・正規雇用者・派遣などの関係も重要になってきます。海外で不動産投資をするのであれば、消費者物価指数などで景気が右肩上がりになっていれば、これから発展を遂げる可能性もあるので安いうちに購入しておくなど。
単純に特定の経済指標だけで判断することは危険ですが、それでもあなたが投資しようとしている金融商品と関係がある人達の状況を指標から確認することで、中期や長期の価格予想に役立つはずです。
最後は、その指標を確認してあなたの投資先に影響がある場合、どのように行動していくのかです。
不動産・為替・株・バイナリーなど経済指標で値動きが動き出すときというのは、大きな利益を生む可能性を秘めていますが、同時に損失を出してしまう可能性だってあります。
それならば、予測できる最悪の自体に備えて経済指標の情報を元に早い段階での損切りや取引を中止するなどの対策を取ることができますよね。
リスクとリターンは密接に関係しています。
リスクが大きければ、それだけ大きなリターンが期待できますが、あくまでも成功した場合に限ります。
誤解のないように言っておきますが、期待される利益が大きいということは、成功する可能性が低いということでもあります。
もしも、あなたがとても運が良く、有名になる前のGoogleのような企業を偶然見つけ出すことができるなら経済指標なんて確認しなくてもお金持ちになれますよね笑
数多くの経済指標を知っておけば、それだけ経済の動きに対する感が動くようになります。
はじめは情報量についていけなかったり、混乱することもあるかもしれません。
しかし、すぐに全体的な動きが見えるようになり、上手な投資判断ができるようになるはずです。
もちろん、人間ですので間違えて損失を出してしまうこともあるはずです。
しかし、しっかりと正しい知識を身につければ、損失は徐々に小さくなり、素早く取り戻せるようになります。さらに経済のリズムに対する耳を養うことで、これから伸びてくる分野を人よりも早く見つけることができるようになると思います。
僕がお伝えしていく、正しい投資を最大限に増やし、間違った投資を最小限に減らしていきましょう。
知ることこそが成功のカギになります。
今回は経済指標のどういった部分を確認していくをお伝えしました。
経済指標ごとの特徴というよりも、経済指標の見方をある程度同じ考え方で落とし込み、そしてあなた投資している種別ごとに、どういった流れで予測していくのが掴むことができたはずです。
今後もファンダメンタルズ分析で、誰にでも理解できる分かりやすく解説していきますので、長期的にも短期的に値動きの予想ができるようになりたいと言う人はぜひ見てください。
次回からは、今回紹介した5W1Hを経済指標に当てはめて、1つ1つ細かい指標の説明をしていきたいと思います。
そして、僕のブログで紹介してきたテクニカル分析やファンダメンタルズ分析以外の
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投資家として必要な教養を身に着けなければ、結局のところ短期的な目線ばかりになり、ギャンブルなような投資になってしまうことも少なくありません。
なので、投資の世界から途中退場してしまうことがないように、
しっかりと投資家として必要な正しい知識をつけていって頂ければと思います。