どうも、HAKUMAです。
日本人とっては、そのリーズナブルな価格からおなじみの「マクドナルド」
特に若い年代にはガッツリ食べたいということで、ビックマックを選ぶ人も少なくないはず。
そんな若者を中心として人気のファーストフード店、
マクドナルドが提供しているビックマックは、世界経済や為替の状況を確認するのに投資家の間で使われていることをご存知でしょうか?
FXなど為替の通じることを勉強している熱心な人ならご存知の人も多いですが、「ビックマック指数」と呼ばれる有名な購買力評価につながるものです。最近僕の読者にも非常に初心者が増えたこともあり、日本人の身近にあるビックマックがどういったところで経済分析や為替を見るための一考になるのかを説明していきたいと思います。
為替の基本的なことではありますが、こういった為替の分析方法もあるんだと、面白みを感じて頂ければ嬉しいです。
マクドナルドは、世界100カ国以上に展開している、言わずと知れたグルーバルカンパニーです。
全世界で多少の違いはありますが、
ビックマックは同じ商品・同じ材料で同じように生産されています。
同じものを同じように作っているのであれば、通貨の違いはありますが、同じ値段になるという一物一価という経済学の考え方が存在します。
そこで、各国のビックマックの価格を比較することで、世界各国の総合的な購買力(紙幣価値や紙幣の財やサービスを購入することができる能力)を見ようとするのが、簡単にいえばイギリスが発表している「ビックマック指数」です。
これは、投資家であれば誰でも知っている有名なものです。
日常で食べることもある食べ物が、経済分析などの役に立つのは驚きですよね笑
例えばですが、ビックマックの価格がアメリカが4ドル。
日本円で400円だと仮定します。
すると「4ドル=400円」ということになります。
つまり、ドル円のビックマック指数は「1ドル=100円」適切な為替レートということになります。
このように、実際の者の価格を元に、物価が釣り合っている状態のことを購買力評価と言います。
マクドナルドが販売するビックマックの価格をベースに購買評価を算出しており、ファンダメンタル分析の1つである絶対購買力評価の一種になります。
しかし、実際に為替の価格が「1ドル=110円」の際には、購買力評価に差が出てきます。購買力評価の差が出ているのであれば見直す点が出てきますので、こういった点を為替の検討材料の1つとして使われるの指数が「ビックマック指数」というわけです。
ビックマックは、世界中でほぼ同じものが販売されていることに加えて、材料費は当然のこと、光熱費や人件費も反映された価格設定がされていると考えられることから、購買力平均算出に向いていると考えられていると言われているわけです。
ビックマック指数を知っているという人は勿論、これからFX投資やバイナリーオプションで為替に関わっていくのであれば、そもそも為替がどういったものなのかを理解する必要があります。
既に知っている人も多いでしょうが、初心者の中には意外と知らない人も多くいます。
中学の授業レベルの基本的なことですが、為替についても軽く説明したいと思います。
ビックマック指数がなんとなく理解できたところで、為替の為替のことを理解していなければ意味がありません。
普段何気なく耳にする為替という言葉ですが、一般的に外国為替の略称として使われる事が多く、FX投資などの為替取引といえば「ドル」と「円」などの2種類の通貨を交換することを指し、取引する場を外国為替市場と言い、通貨の交換比率の事を為替レートと言い表します。
また、普段ニュース番組でも聞く「円高/円安」という言葉は、この価格レートが変動したことを表していおり、仮に1ドルのりんごを100円で購入できたとしても、そのりんごの価格が120円になった場合、「円安/円高」どちらか判断できますか?
答えは「円安」です。
非常に混乱を招きやすいですが、理解するためには「高い/安い」を通貨に置き換えて考えることが必要になります。
つまり、為替レートが1ドル=120円だと仮定すると、今まで100円で購入出来ていたものに対して、20円多く支払う必要が出来ていますよね。「同じものを購入するのに、より多くのお金(円)を支払っている状態」のことを「円の価値が下がった」と考えることができ、これを円安といいます。
逆に1ドルが80円となれば、「今まで100円支払っていたものが、80円で変えるようになった状態」なので、「円の価値が上がった」と考えることができ、円高と言います。
1ドルが80円になったり、120円になったりと価値が変動するのはなぜか?
答えは、シンプルで「円」と「ドル」の交換において、「円」を欲しい人と「ドル」が安くなり欲しい人が多いと「円」が安くなります。お金の価値というのも需要と供給で成り立っているということです。
いかがだったでしょうか?
マクドナルドが販売しているビックマックで、経済状況や為替のことを予測するうえで大切な購買力評価を確認するおことできることはわかったと思います。
購買力評価で見てみると日本世界で35位。割高というわけではありませんが、それでも為替相場を推測するための指標となります。また、為替の基本や物価の仕組みなどを簡単にイメージしやすいのは、やはり日頃から親しんでいるものだと思います。
あなたが知らないだけで、難しいとイメージされがちな投資の内容はちょっとした手順の学ぶ内容次第でイメージしやすくなり、ストンと自分の中にインプットされるはずです。
こういった基本的ことをしっかりと理解するとともに、どうやったら難しいと感じることを簡単に理解できるようになるのかといったことも考えられるようにしましょう。